読める日の停車駅

千を超える蔵書を少しづつ少しづつ読んでいます。読んではいるものの、元来読んだ内容を忘れやすいので、内容や雑感を記しています。誰かに見て頂いている態で書くのは大変おこがましいので、淡々と記録のような書き方をすることもあります。

2020-11-27から1日間の記事一覧

世知辛い世の中の縮図を猫で再現した名作「猫の事務所」

宮沢賢治氏は、動物や自然を使った人間社会の表現が非常に巧みである。 写真はたてしな書房の宮沢賢治復刻版短編集「猫の事務所」より登場するのはすべて猫であるが、そのまま人間社会の縮図と見ていいといえる。仕事も周囲への気遣いも申し分ないのに、住ん…