読める日の停車駅

千を超える蔵書を少しづつ少しづつ読んでいます。読んではいるものの、元来読んだ内容を忘れやすいので、内容や雑感を記しています。誰かに見て頂いている態で書くのは大変おこがましいので、淡々と記録のような書き方をすることもあります。

2020-11-14から1日間の記事一覧

理想と現実「牛肉と馬鈴薯」

国木田独歩の短編集「酒中日記」より「牛肉と馬鈴薯」今は無き明治倶楽部にその夜は珍しく灯っている明かり。其処に集った七人の紳士が、温かいストーブの前で、牛肉を"理想"、馬鈴薯(じゃがいも)を"現実"に見立て、誰ともなく大いに自らの主義・思想・経験…