読める日の停車駅

千を超える蔵書を少しづつ少しづつ読んでいます。読んではいるものの、元来読んだ内容を忘れやすいので、内容や雑感を記しています。誰かに見て頂いている態で書くのは大変おこがましいので、淡々と記録のような書き方をすることもあります。

2018-02-18から1日間の記事一覧

潮騒

若く瑞々しく繊細である一方力強くさを感じるこの作品の文体は、近年の恋愛小説を凌駕するものを感じたのであります。そして、テンポよい展開と清々しさを。 序盤は遠くで空々しく聞こえる潮騒が、穏やかに 変わってゆく美しい変化。 素朴で輝くような島の情…