読める日の停車駅

千を超える蔵書を少しづつ少しづつ読んでいます。読んではいるものの、元来読んだ内容を忘れやすいので、内容や雑感を記しています。誰かに見て頂いている態で書くのは大変おこがましいので、淡々と記録のような書き方をすることもあります。

2018-02-11から1日間の記事一覧

雪国の叙情を感じる

最初の書き出しが印象的ですね。駒子の情熱的な愛情を何処か他人事のように俯瞰していた島村が、駒子と接する度次第にその雪のような冷えた心をほだされ少しずつ溶かされてゆく。 それでもいつもと変わらずクレバーな島村。この作品は、美しい雪国の情景と対…