読める日の停車駅

千を超える蔵書を少しづつ少しづつ読んでいます。読んではいるものの、元来読んだ内容を忘れやすいので、内容や雑感を記しています。誰かに見て頂いている態で書くのは大変おこがましいので、淡々と記録のような書き方をすることもあります。

2018-04-19から1日間の記事一覧

筒井康隆「残像に口紅を」

久しぶりのレビューです。 およそ20日掛けやっと通読しました本作品。 私の好きな筒井康隆先生の作品なのですが、今回はSFとしても異色で、実験的な趣のある作品と感じました。虚構の中で起こる音の消失。 音の消失に連れて消えていく物。消え行く人々。 訥…