読める日の停車駅

千を超える蔵書を少しづつ少しづつ読んでいます。読んではいるものの、元来読んだ内容を忘れやすいので、内容や雑感を記しています。誰かに見て頂いている態で書くのは大変おこがましいので、淡々と記録のような書き方をすることもあります。

芥川龍之介の翻訳「クラリモンド」

クラリモンド…

彼女が私の前に現れたのは、一人の僧侶として、神の下に生涯を捧げると誓ったその日であった…
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その日を境に彼女の虜となった私は、少しずつ只着実に破滅へ近づいてゆくのであった。

私の心を魅了し、決して放そうとしない美しく妖しい女クラリモンド。

彼女は一体何者なのか…。

文豪芥川龍之介(竜之介)の洗練された訳文で送る古典吸血鬼小説

ゴーチェ「クラリモンド」