読める日の停車駅

千を超える蔵書を少しづつ少しづつ読んでいます。読んではいるものの、元来読んだ内容を忘れやすいので、内容や雑感を記しています。誰かに見て頂いている態で書くのは大変おこがましいので、淡々と記録のような書き方をすることもあります。

ひと昔前の手触り「賃金・価格および利潤」

およそ経済学の本に縁遠い私であったが、行きつけの古本屋さんの岩波文庫コーナーに、一際異彩を放つ装丁が。
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茶色の唐草模様に、粗めであるが今の岩波文庫より軽くて優しい手触りの紙質、目に優しい旧仮名遣いの活字。

SNSの読書グループの方の助言では馬糞紙なんかの類いではないかとのこと。

更に後で気付いたのが、ページの縦方向が不揃いで、上端が若干粗い仕上がりになっているので、もしかするとアンカットだったのかもしれない。

昭和20年前半の重刷版、マルクス「賃金・価格および利潤」

時々読んでみようと思う。