2020-11-20 ひと昔前の手触り「賃金・価格および利潤」 およそ経済学の本に縁遠い私であったが、行きつけの古本屋さんの岩波文庫コーナーに、一際異彩を放つ装丁が。 茶色の唐草模様に、粗めであるが今の岩波文庫より軽くて優しい手触りの紙質、目に優しい旧仮名遣いの活字。SNSの読書グループの方の助言では馬糞紙なんかの類いではないかとのこと。更に後で気付いたのが、ページの縦方向が不揃いで、上端が若干粗い仕上がりになっているので、もしかするとアンカットだったのかもしれない。昭和20年前半の重刷版、マルクス「賃金・価格および利潤」時々読んでみようと思う。