以前読み終えたサガンの「悲しみよこんにちは」に、昭和三十年代の文庫版表紙があることを、ある古本屋さんのツイートにより知った。
問い合わせてみたが、今から二年前の記事だから勿論もう売れている。
しかしある日、インターネットオークションを物色していると、偶然探していたあのカバーを発見した。
只、私が持っているカバーのもとセット売りだということであったが、もうこのような機会はないと思い、思い切って落札購入したのがこちらである。
この二体?二体羽?の鳥のようなイラストは、多感な主人公セシルと、女誑しの父レエモンを表すのだろうか。