読める日の停車駅

千を超える蔵書を少しづつ少しづつ読んでいます。読んではいるものの、元来読んだ内容を忘れやすいので、内容や雑感を記しています。誰かに見て頂いている態で書くのは大変おこがましいので、淡々と記録のような書き方をすることもあります。

2022-05-06から1日間の記事一覧

読書ノオト・カフカの「審判」第八章

章末にある訳者の解説によると、この章は訳文以上に続きがあるらしい。 「城」でのKと内儀さんの会話並みに、Kと商人ブロック、レェニ、弁護士間の対話が退屈に感じ、複雑である。第ハ章 ブロックという商人 弁護士を解約する腐敗した裁判制度に辟易していた…

読書ノオト・カフカの「審判」第七章

裁判制度についての平坦な会話が延々と続くので、退屈な章ではあるが、流石カフカのアイロニーが溢れている。第七章 弁護士 工場主 画家 Kは前章の弁護士から、裁判官と割と面識のある画家を紹介され、早速その画家の住まいを訪ねる。 画家は裁判所自称顧問…