読める日の停車駅

千を超える蔵書を少しづつ少しづつ読んでいます。読んではいるものの、元来読んだ内容を忘れやすいので、内容や雑感を記しています。誰かに見て頂いている態で書くのは大変おこがましいので、淡々と記録のような書き方をすることもあります。

2020-12-17から1日間の記事一覧

親の見守る愛情がひしひしと伝わる作品・宮沢賢治「貝の火」

「宮澤賢治・人と藝術 他遺稿童話集」より 宮澤賢治の短編童話「貝の火」 昭和十年頃の抜取りのようなので、著者天逝のおよそ二年後に遺稿として誌面を飾ったと思われる。命を助けた礼に"貝の火"という宝玉を授かってからというもの、親の忠告も聞かず、傍若…