読める日の停車駅

千を超える蔵書を少しづつ少しづつ読んでいます。読んではいるものの、元来読んだ内容を忘れやすいので、内容や雑感を記しています。誰かに見て頂いている態で書くのは大変おこがましいので、淡々と記録のような書き方をすることもあります。

2020-08-15から1日間の記事一覧

青年時代をめぐる回想「お菓子と麦酒」モーム

イギリスが誇る文豪の一人といえば、サマセット・モームが挙げられるのではないだろうか。 以前からモームは知っているものの著者の作品にまだ触れたことなかったのであるが、この「お菓子と麦酒」というタイトルに惹かれ、昨年末に購入してからというものし…

華麗なる翻弄「血の収穫」ハメット

かつて推理小説にハードボイルドスタイルを確立した偉大な米国作家ダシール・ハメットの傑作のひとつ「血の収穫」について綴りたいと思う。 講談社文庫S53.4.15 1刷ちなみに本作は複数翻訳されており、自分なりのリサーチの結果、翻訳内容・カバー画のインパ…